機械式写真機の世界。
少し前にライカの話を書いた。今回はソビエトカメラの話。
写真に写っているのはZENIT-Cである。バルナックコピーのZORKIとかFEDとかのボディにペンタプリズムを乗せて強引に一眼レフにしてしまったというユニークなカメラである。ミラーはオートリターンではないので、シャッターを切るととファインダーはブラックアウトしてしまう。当然ながら自動絞りではないので、手動で絞りを動かす必要がある。開放でピントを合わせてから、絞ってレリーズという手順である。また、巻き上げと同時にミラーを復帰させるために巻き上げは固い。まぁ、分解してグリスアップして適正なチューニングを施せばもっといい感じになるのかも知れないのだがよくわからない。
ソビエトカメラはコストをかけずに機械式カメラを楽しむのにはうってつけである。ただ、ライカのように大切にされてきたわけでもないので、とんでもなく程度の悪いものが多いのが難点である。専門店で入手するのがよいのだが、海外オークションで買うのもなかなか面白い。構造が単純なものが多いのである程度自信がある人は、適当に手を入れるということも可能だ。
ちなみに写真のこの個体は全体的に程度はよいと思う。ただ、シャッタースピードや、フランジバックなど、全くダメな状態だったので、自分で適当に合わせてある。シャッターは調整されたライカM2のシャッター幕を見ながら、同じような速度で幕が動くように適当にテンションを調整した。フランジバックは85mm f2のレンズを開放、無限にし、これもファインダーを覗いて目視で合わせてみた。方法は、マウントをはずしてフォトプリント用紙を挟んだだけである。もともとちょっと厚目の油紙のようなもので調整してあるのだが、同じような紙はないので、水分に比較的強そうで丈夫そうな紙を挟んでグリスを塗っておいた。多少の水分には耐えそうだ。
あとは試写なのだが・・・・寒くて表に出る気がしないんだな。。。(笑)
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コメント
やってますね^^) とゆうことは春先まで待機ですか?^^)
ボディがめちゃめちゃコンパクトです♪
投稿: おやき | 2006年1月 5日 (木曜日) 午前 11時34分
ええ、春先まで待機ということも十分あり得ます。(^_^;)
小さいカメラって大好きなので、結構お気に入りなんです、ZENIT-C。(~_~)
投稿: いわき | 2006年1月 5日 (木曜日) 午後 05時39分
予告?どおり、ついに逝っちゃいました〜。後ほど使用感などコメントします。
投稿: ひぢりき | 2006年1月 8日 (日曜日) 午後 07時08分
お、逝きました?
ライカですか?
私はM3修理に出して、ZeissIkon逝きました。(笑)
お互い・・・アレですねぇ。。。
投稿: いわき | 2006年1月10日 (火曜日) 午後 05時47分
はい、結局MPになりました。M3は後の楽しみ?にとっておくことにして、M6あたりにしようかと思ったのですが、MPの中古でよさげなものがありましたので、ソチラに逝ってしまいました。新しいモノなので、ガンガン使うには丁度良いかも...です。
投稿: ひぢりき | 2006年1月14日 (土曜日) 午後 05時40分
おっ、MPですか。
M6だとファインダー距離計部分のハレーションなんて弱点を言われますけど、MPだと安心ですよね。私もMP興味あります。中古も程度いいし、M3のちょっといいやつより安かったりしますよね。
それから今、アラカルトにあこがれちゃいます。
http://www.leica-camera.com/produkte/msystem/alacarte/konfigurator/index_e.html
自分だけのライカってロマンだよなぁ。(笑)
なんて。
MP、がんがん使って楽しんでください。(^^)
投稿: いわき | 2006年1月15日 (日曜日) 午前 03時41分
アラカルトってBTOみたいなモンでしょうかね。確かに自分だけのライカって魅力ですねぇ。しかし、正真正銘/新品ライカって、かなり高そう...。でも「自分だけ」なのだから...まあ、イっか(危険だ〜)。あっ、その前にMP使い倒さなければ...。
投稿: ひぢりき | 2006年1月15日 (日曜日) 午後 06時25分
あ、そうですね、まさにBTOですね。とりあえず、HPにアクセスしてシステム動かすのはタダなんでやってみたら、55万円くらいになりました。ちょっと凝ると58万とか。。。楽しいのですが、欲しくなるのが難点です。でも車買うつもりなら買える値段なんですよね。。。(危)
投稿: いわき | 2006年1月15日 (日曜日) 午後 07時35分