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M3 1955年

1955年のM3をオーバーホールした。
銀座のL社で63,000円で買った外見ボロボロのM3だ。
外見は悪いが、ファインダーが奇麗でシャッターの感じも悪くなかった。

それが、最近巻き上げがたまに滑るようになってしまった。
それと、きれいなファインダーだが、よっく見ると、ポツっと何かある。
それもファインダーの奥の方・・・手元にあったズマールをルーペがわりにしてよく見ると、どうやらカビっぽい。
さらに巻き上げレバーの下のカニ目リングを工具でナメてしまった。

そんなこんなでオーバーホールすることにしたのだが、いつものところではなく、カメラ自体を買ったこともあり、L社の方に出してみた。その際、ファインダーのポツっはカビかどうか確認のお願いと、巻き上げレバー下のカニ目リングがストックとしてあれば交換してほしいということをお願いした。

1週間くらいで電話があり、完了したということで受取りに行ったのだが、出すときに言っておいた、ファインダーのポツっと、巻き上げレバー下のカニ目リングについて、修理票に何も書いてない。
これは、きっと修理の人に話が伝わってないのかな、と思ってお店の人に相談したのだが、とりあえずオーバーホールでチェックして、大丈夫という判断のはず、ということだった。
巻き上げの感じとか、シャッターのフィーリングはすごくよくなっていて、このままでもいいか、と思ったのだが、基本的にどんなボロカメラでも、できることはする主義なので、とりあえず、もう一度、ファインダーの件とカニ目リングの件をお願いしてカメラを預けてみた。

2日ほどで電話があり、ファインダーのポツっはやはりカビで、清掃はできるが跡が残る。また、清掃する場合、ファインダーをバラして作業する特殊作業で工賃が29,400円かかるとのこと。ただし、オーバーホールをL社でしたばかりということもあって料金は7掛でOKという話だった。

元が安いカメラにお金をかけるのはもったいない、と言う人がいる。私は、元が安いんだから、その分メンテにお金がかけられる、という考え方だ。外見がボロいのは、むしろ自分の好みだし。。。

そんなわけで作業をお願いした。また、その時の話では、カニ目リングは部品が手元にないということで、これはあきらめ。。。

それから1週間程度でファインダー清掃が完了。受取りに行ってみると、ファインダーはカビ跡が残ったというが素人目にはわからない。もともと普通にファインダーをのぞいてフレーミングするときにはカビも何も見えなかったわけなので、これで何も問題はない。放置してカビが増殖していくのが困るのだ。また、カニ目リングも中古部品で交換してあり、こちらはサービス!中古部品でもお金を払うつもりだったので、これは感動。。。
いろいろL社さんにはお手数かけてしまったが、対応いいですね。

外見使い込んでボロボロで、でも中身がびしっとしてる・・・見事に私の好みのM3です。

Cocolog129
EOS Kiss Digital with EF 50mm f1.8 II

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