f3.5

HELIAR Vintage Line 50mm F3.5を買った。
中古だが、Aランクのほぼ未使用じゃないかと思われるものを結構安く買うことができた。
Voigtlander Vintage Lineの例に漏れず非常に作りが良い。
オールドレンズと比べるとすっきりと抜けがよくて解像力も高いような気がする。
それでいて硬いかというとそうでもないように思う。
そしてなにより格好いい。
M10にもM Monochromにも似合う。
NOKTON 50mmのVintage LineはSUMMILUX 50mm ASPH.の下取りに出してしまったが、このレンズは長く使いそうだ。
そもそも下取りに出すにもそれほど高い値段は付かないと思う。
開放値が3.5だと少々物足りないという人もいて、私もそう思っていたのだが、ElmarをM10で使うようになって少し感覚が変わってきた。3.5くらいのボケ方というのはとても自然に感じる。
むかーしズマロンのf3.5は良いという話をベテランのライカ使いの方々が言っていて、2.8より3.5の方が評価が高かったのだが、その3.5の良さというのがイマイチわからなかった。よくライカの暗いレンズは良い、と言われるが、少し前の私の感覚だとボケ方が物足りなく感じてしまい、たしかにメガネ付きズマロンをM3に着けて撮った写真はシャープだったのだが、あまり使わなかった。ルックスは最高だと思ったのだが。
まぁ、私の場合、写真というよりカメラや機材が好きだったから、写りというものが良くわかっていなかったのだな。
最近やっとf3.5の良さがわかってきた気がする。

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